
私の弟は、いまから30年ほど前、中学受験しました。
兄の私は、東京都内の御三家と言われる男子校に通っていたのですが、
弟は某付属中を第一志望に据え、受験に挑みました。
はっきり書いてしまうと慶応普通部です。
結果は、不合格。
第二志望だった慶応中等部も不合格となり、とある中堅男子校に進学しました。
不合格の理由は、単純に学力不足だったかもしれませんし、面接の対策をしていなかったためかもしれません。
とにかく、弟の中学受験は不本意な結果に終わりました。
ただ、弟はそこから頑張りました。
面倒見の良い学校(=宿題が多い。。。)だったということも幸いし、学力をどんどん伸ばしていきます。
第一志望校に合格できなかったことを引っ張らず、学校生活を楽しみ、部活にも力を入れました。
6年後、弟は国内トップの難関国立大学を受験します。
現役の時は不合格でしたが、一年浪人して見事に合格。
その後、第一志望だった勤務先から内定をもらって就職し、数年後には米国留学に旅立ちました。
第一志望だった慶応普通部に合格して進学していたら、どんな人生だったのかは分かりません。
言えることは、中学受験で人生が決まってしまうということはないのです。
第一志望校が全てではありません。
不本意ながら進学した先で、一生の友人・恩師に出会うかもしれません。
中学受験に向けて努力してきたことは、決して無駄になりません。
中学生になると、小学校時代よりも格段に世界が広がりますし、勉強も難しくなります。
いつまでもクヨクヨせず、前向きに進学して欲しいと思います。