
上の写真を見て下さい。ある日、ロンドン市内の銀行に出ていた両替レートです。日本円のところを見てみると、
- We sell 136.714
- We buy 160.006
と書いてありますよね。これは、
- 「あなたが日本円を欲しいなら、1ポンドあたり136円で日本円をお売りしますよ」
- 「あなたがポンドを欲しいなら、1ポンドあたり160円で日本円を買いますよ」
日本からの旅行者が欲しいのはポンドだから、下の段、1ポンド=160.006円のレートが適用されることになる。が、このときの銀行間レート(金融機関同士が取引する場合に適用されるレート)というのは、だいたい146~150円くらい。だから、この金融機関は、両替手数料として、1ポンドあたり10円取っているということを意味する。写真上部に「0% COMMISSION」とか出ているが、ふざけるなというレート設定である。
ロンドンで日本円を売り買いしたい人は少ない(ほぼ、日本人だけ)。そういう土地でまともに両替すると、手数料をたくさん払わなければいけない。ではどうするか。おすすめは次の三つだ。為替レートが有利かどうかは、SellとBuyの差が小さければ、銀行の利益が少ないという意味だから、顧客に取って有利ということになる。上記、ロンドン市内の銀行の場合、160.006-136.714=23.292円。これが基準となる。
第3位 日本で両替する
ロンドン滞在中、何組かのゲストを迎え入れたが、聞いてみると、意外と好レートでポンドを取得してきていた。出国前に、あれこれ調べて有利なレートを見つけて下さい。銀行だけでなく、金券ショップでもポンド売ってます。
第2位 両替は最小限にとどめ、支出のほとんどはクレジットカードで行う
クレジットカードでの支払いは、現金での支払いに比べ、有利なレートが設定されています。為替レートのほか、1.6%程度の事務手数料が上乗せされていますが、現金よりは有利です。さらに、カードでの買い物に、保険も付いていたりします。例えば、
JALカード
ならマイルもたまります。イギリスをはじめ、欧州各国では、カードで支払いできない店というのはほとんどありません。ただ、有料トイレなどを利用する場合、コインが必要になってきますので、多少の現金は両替しておきましょう。
第1位 マネーパートナーズカードを利用する
私が知る限り、これが一番便利。余ったポンドを日本円に簡単に戻せるから使い勝手が良い。クレジットカードと違い、あらかじめ入金した金額しか使えないから、使いすぎて返済に困るということもない。発行手数料無料だから、持っておいて損はないカードだと思う。米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルに対応している。カードで購入した商品が破損したり盗難に遭った場合の補償も付いている。
新しい海外旅行の必需品【マネパカード】は、年会費無料なので、有力な選択肢になると思っています。