
(写真は明治神宮です。2018年1月撮影)
帰国子女受験における最高峰である渋谷教育学園渋谷(渋々)と、
帰国子女枠のある都立の中高一貫校・立川国際中等教育学校
から相次いで不合格通知をもらったうちの長女ですが、幸いなことに、合格をいただいた学校がありました。渋谷渋谷と比べると、偏差値はだいぶ低い学校ですが、ご縁を下さったことに感謝しつつ、元気よく通っています。
不合格体験記はこちらです。
親としては、せっかく英国の現地校で3年間、苦労したのだから、「少しでもレベルの高い学校に行ってほしい」という気持ちもありました。
実は私自身も中学受験の経験者で、御三家と言われる学校に通っていました。レベルの高い学校で、一芸に秀でた友人たちと過ごした6年間は、40歳を過ぎた今に至るまで、私にとっての大きな財産になっています。
ただ、受験シーズンを終えた今になってみると、渋々など最高レベルの学校ではなく、少しレベルは落ちるものの面倒見の良い学校のほうが、娘には合ってるのではないかと思うようになりました。
なぜなら、帰国子女というのは当然のことながら、英語力は突出しているものの、その他の科目(特に、国語・社会・理科など)を不得意としていることが多いです。
うちの娘は、算数はそれなりに「得意」という意識があり、国語もまずまずですが、社会は壊滅的。理科も苦手です。あまりにもレベルの高い学校に行ってしまうと、「英語しかできない子」「英語以外は落ちこぼれ」ということになってしまうリスクが高いのではないでしょうか。
中学受験にお金をつぎ込んでしまうと、どうしても「高偏差値校」に子どもを入れたいと思ってしまうものです。ただ、そこで冷静になり、本当に子どもに合った学校はどこなのか、見極める眼力が、受験生を持つ親には求められているような気がします。
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次回は、シリーズ最終回というか番外編。帰国子女受験は甘くない(11)~おすすめの学習塾~です。
受験前にこの塾のすごさを知っていたら、迷わず通わせていたでしょう。。。(後の祭り)