
映画「英国王のスピーチ」を久々に鑑賞しました。
ロンドン滞在中に、iPadにダウンロードしておいたものです。
レンタルではなく購入したので、何度でも繰り返し鑑賞できるので、リスニングの勉強がてら、ときどき見てました。ロンドンの街並みが出てきて、懐かしい気持ちになりました。
映画を見ながら感じたのは、この映画の主人公、バーティことジョージ6世と、日本の秋篠宮さまが置かれた環境に共通点があるな、ということです。
共通点その1:次男であり、王位継承(日本の場合は天皇になること)するための帝王学を受けていない。
ジョージ6世の場合は、兄王が離婚歴のある女性との婚姻関係を維持することを優先。王の地位を退いたため、思いがけず英国王になりました。秋篠宮さまは、かつて「自分は天皇になるための教育を受けていない」という趣旨のご発言なさったそうです。とはいえ、皇位継承順位第1位のお立場ですので、次の天皇となる可能性は十分です。
共通点その2:第一子、第二子がいずれも女児だった。
ジョージ6世の第一子が、今のエリザベス女王ですね。英国は長子相続が原則で、女性にも王位継承権があります。日本の場合、女性皇族には皇位継承権が認められておりませんので、皇室典範が改正されない限り、眞子さま、佳子さまが天皇となる可能性はありません。
天皇制について思うところは色々ありますが、ここではあまり踏み込まないでおこうと思います。ただ、日本で皇位継承権を持つのは、秋篠宮さま、秋篠宮さまの第三子である悠仁さまのほかには、ご高齢の常陸宮さましかいらっしゃいません。これに対し、英国では王位継承権を持つ人は数千人単位になるようですね。日本の場合、そこまで多い必要はないと思いますが、もう少し皇位継承権を持つ人の数を増やしておかないと、天皇制の維持が難しくなることは間違いないでしょう。